活動内容

■第9回 単孔式内視鏡手術研究会

世話人挨拶

第9回単孔式内視鏡手術研究会 この度、第9回単孔式内視鏡手術研究会の当番世話人として、第13回Needlescopic Surgery Meeting(NSM)と合同で4th Reduced Port Surgery(RPS) Forum 2015を開催させていただくことになりました。新進気鋭の若手外科医を中心とした活気に満ちあふれたForumをお世話させていただくことを、大変光栄に存じます。

本Forumは第1回大会を札幌市で金平永二先生と北城秀司先生が共同開催して立ち上げられました。
低侵襲性と整容性を追求する2つの研究会がお互いの手技や成績を比較検討しながら、RPSという旗の下、集うことができ、合同Forumを継続して来れたのは、両研究会の世話人の先生方の努力と寛容の賜物と感謝しております。

今年は特別企画として、招請講演1題、「匠の技」8題、シンポジウム13題、パネルディスカッション61題、ワークショップ39題、一般演題80題、教育セミナー8題の計209題を予定しております。沢山の御登録を感謝いたします。招請講演は「単孔式ロボット手術」に関して韓国のChang Moo Kang先生にお願い致しました。
テーマは「Stop & Go - 検証と飛躍 -」とさせていただきました。これまでの成績を見直して課題を見出す、それを基に次に目指すものを模索するため、秋田の暑さに負けない激しく熱い討論を期待しております。

最後に、本研究会の発足当時から、この分野でご活躍の森俊幸先生、岡島正純先生、多賀谷信美先生、さらに常日頃よりご指導賜っております松本純夫先生、木村泰三先生に心から感謝申し上げます。
最終日恒例の全員懇親会を「Akita Night」と称し、参加者全員が存分に秋田を楽しんでいただくための「オモテナシ」をしたいと存じます。

昭和大学藤が丘病院 消化器・一般外科教授
田中 淳一

 

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■第8回 単孔式内視鏡手術研究会

世話人挨拶

第8回単孔式内視鏡手術研究会 腹腔鏡手術が飛躍的に進歩し、手技の精密化、高難度手術への適応拡大の一方で、腹壁破壊をさらに減じた低侵襲手術を目指すScar-less surgeryやNOTESへの関心が高まり、natural orificeの一つでもある臍を利用した単孔式内視鏡外科手術が2008年より米国で臨床応用されるようになりました。

日本でも有志がパイオニアとなってこの手術に取り組み、2009年初頭から始まった爆発的な普及に伴い、安全な普及と手術手技研究を目指して2010年2月から単孔式内視鏡手術研究会が催されてきたのはご存じのとおりです。

単孔式内視鏡手術研究会の第1回からの熱気は凄まじく、取り組まれた先生方のご努力もあり、安全に適応され進化しつつある手術法となっています。

腹壁破壊を減じる目的を同じくするNeedlescopic surgery meetingと合同開催を始めて3年目となる今回は、第11回Needescopic surgery meeting当番幹事の福井赤十字病院・外科部長 藤井秀則先生と共に福井へ皆様をお迎えして開催できることを大変光栄に思います。

外科手術の歴史にBig waveをもたらした内視鏡外科手術にさらなるImpactをもたらしたReduced port surgeryの成績、合併症、標準化、さらに進化をもたらすFutureについて熱く御議論頂き、患者さんの体・心の負担軽減につながる診療の発展に寄与していただける場にしたいと準備させて頂きました。

ご参加の皆様には地方の暖かみと食を楽しんで頂きつつ、先鋭的な、未来へと繋がる研究活動のご発表、御討論を期待しています。

福井大学医学部 第一外科准教授
飯田 敦

 

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■第7回 単孔式内視鏡手術研究会

世話人挨拶

第7回単孔式内視鏡手術研究会 最近では体壁破壊が少なく整容性を重視した、needlescopic surgery や single port surgery が注目され、急速に普及しつつあります。この背景の中、第9回 Needlescopic Surgery Meeting と第7回単孔式内視鏡手術研究会の当番世話人は「整容性の向上と低侵襲手術の追及」を目的として、2013年8月に盛岡で 2nd Reduced Port Surgery Forum を共同開催することとなりました。
 第7回単孔式内視鏡手術研究会 今回のテーマは「Real benefit?」とし、needlescopic surgery と single port surgery の現時点での利点、問題点を十分に討論していただきたいと思います。また、プログラムは、一般外科、消化器外科、内分泌外科、小児外科、呼吸器外科、婦人科、泌尿器科などの医師、メディカルスタッフを含む多職種の方々にご参加いただけるように工夫し、内視鏡外科の発展と教育に貢献できるように準備を進めたいと考えております。
第7回単孔式内視鏡手術研究会   8月2〜3日は盛岡の夏祭り「さんさ踊り」が開催され、宿泊・交通が混雑されることが予想されますが、藩主・南部氏が「盛り上がり、栄える岡」という意味を込めて盛岡と命名したように、多くの皆様に本研究を盛り上げていただきたいと思います。。

岩手医科大学医学部外科学講座
佐々木 章

 

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■第6回 単孔式内視鏡手術研究会

世話人挨拶

第6回単孔式内視鏡手術研究会 第6回の単孔式内視鏡手術研究会の当番世話人という大役を仰せつかり、大変光栄に存じます。これまで積み上げられてきた素晴らしい研究会の歴史をしっかり引き継ぎ、さらに発展させるよう準備したいと思います。
 鏡視下手術手技が標準化されつつある今その次を画策する外科医が単孔式手術に注目し、技術と機器は日進月歩の発展を遂げております。一方で整容性を追求しつつ安全性の向上と正確な技術の実践を求めてNeedle deviceも大いなる進歩を遂げております。第6回単孔式内視鏡手術研究会そして単孔式deviceとNeedle deviceの融合で、さらなる整容性の向上と体壁の破壊を最小にして低侵襲手術を追及するReduced Port Surgeryに大きな期待が寄せられています。今回は、第6回単孔式内視鏡手術研究会と第7回Needlescopic surgery meetingを共同でReduced Port Surgery Forumを開催することになりました。
 平成24年8月24,25日にさっぽろ芸文館にて開催させていただくべく準備を進めているところでです。主題、シンポジウム、ワークショップ、一般演題、ポスター、ランチョンセミナー、イブニングレクチャー、Hands-onセミナーを予定しております。
 今回のメインテーマを「Beyond the acceptable quality」といたしました。第6回単孔式内視鏡手術研究会トロッカーを減孔するにあたり患者の整容性に大きく貢献する一方で従来積み上げられてきた内視鏡外科手技の質と安全が保たれているかを徹底的に検証するとともに質の高めるための問題点と解決策を討論したいと考えております。プログラムでは、消化器外科、小児外科、呼吸器外科、内分泌外科、産婦人科、泌尿器科など多方面の医師、看護師、臨床工学士と企業などが集い、内視鏡外科の発展と教育に貢献できるように準備しております。
 今回は、斬新なアイディアが豊富な金平永二先生との共催です。二人で知恵を絞り、ご参加の皆様には、楽しく有意義な会になりますようしっかり準備したいと思います。涼しい夏の北海道でホットなディスカッションを繰り広げていただけますよう多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。

KKR斗南病院 北城秀司

 

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■第5回 単孔式内視鏡手術研究会

世話人挨拶

 第5回単孔式内視鏡手術研究会当番世話人の大役を仰せつかり、大変光栄に存じます。 第5回単孔式内視鏡手術研究会 また、皆さんの利便性を考えて東京での開催を不文律にしてきた本会をはじめて地方都市、広島で開催させていただくという世話人の先生方のご理解に感謝申し上げます。
 さて、私がSingle Port Surgeryを認識したのは2008年でした。振り返れば、腹腔鏡下胆嚢摘除術の黎明期からその発想は芽生えており、学会発表や論文も散見されるのですが、慧眼を持たない私が気付くはずもありません。本手術を認識した2008年でさえ、どちらかと言うと否定的でした。しかし、同年の夏を過ぎたころから様子が変わったのです。欧米での研究会や学会、また機器メーカーの動向、これらが大きなうねりを起こしそうな気配を感じました。このうねりは日本にも届くであろうことと、それに備えて準備をしなくてはならないと感じたこと、これが単孔式内視鏡手術勉強会(本研究会の前身)の立ち上げに繋がりました。 第5回単孔式内視鏡手術研究会 2009年以降の本手術の浸透と2010年の第1回以来、5回目を迎える本研究会の道程は改めて述べるまでもありません。発会当初より一区切りと考えていた第5回では、今一度単孔式内視鏡手術を振り返ってみようと考えておりました。短期間のうちに成長した子供が、実は体幹や骨組が脆弱なことがあるように本手術にも積み残してきた問題があるのではないか。その問題を明らかにしつつ、解決していく方策を探ることが本研究会の使命ではないかと思うのです。そこで第5回単孔式内視鏡手術研究会のテーマを「総括、そしてさらなる挑戦」とさせていただきました。臓器別、あるいは臓器横断的に「ここまでできる」手技を供覧していただき、それでも単孔式ではいまだ不十分な手技や、pitfallを「ここに気をつけろ」という主題で明らかにし、どのように克服するべきかを「ここを乗り越えろ」という主題で討論していただきます。これらを通して適応から手技、機器、器具の開発、工夫に至るまで幅広く、かつ深く掘り下げていきたいと思っております。通常通り、一般演題も十分時間を取って発表いただけるよう準備をいたしました。第5回単孔式内視鏡手術研究会第6回からは「Needlescopic Surgery Meeting」とも足並みをそろえて活動していくことが決まり、新たなる旅立ちの一区切りの会と位置付けられる第5回単孔式内視鏡手術研究会(広島)が有意義な会となりますよう広島の仲間が一団となって準備させていただきますので、皆様方のお力添えを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 会場の広島国際会議場は、広島のシンボルである平和公園内にあり、原爆ドームや広島城も徒歩圏内です。来年の大河ドラマの舞台となる安芸の宮島、隣町の呉市にある大和ミュージアムなど、見どころ満載です。また、冬の広島は牡蠣を代表とする瀬戸の魚介が大変おいしい時期で、広島の地酒とともに満足していただけるものと確信しております。会の前後は広島の街でリフレッシュしていいただければ幸いです。
 来んさい!広島に!

第5回単孔式内視鏡手術研究会当番世話人
広島市立安佐市民病院外科部長
岡島 正純

 

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■第4回 単孔式内視鏡手術研究会

世話人挨拶

第4回単孔式内視鏡手術研究会 内視鏡手術は、1980年代に外科領域に導入され、その後短期間に開腹手術に勝るとも劣らない評価を獲得し、現在では各領域で標準手術の一つとして消化器外科医が習得すべき必須の手術手技となった。これには内視鏡手術用機器の目覚ましい進歩、内視鏡外科医が手技の改良に努め、定型化や標準化を進めたこと、また教育体制の整備が大きく貢献しました。
 さらに、究極の低侵襲手術として、2004年にNOTESが報告され脚光を浴びましたが、一般の施設が臨床応用するには大きなハードルがありました。近年、NOTESより実臨床へ導入が容易で、キズがほとんど見えない整容性の高い手術として、単孔式内視鏡手術(TANKO)が次世代の内視鏡手術の一つとして注目され、我が国でも多くの施設で導入されました。一方で、本手術は従来の内視鏡手術に比べ手術難度が高いわりに、単に整容性のみしか利点が見いだせないとの指摘もあります。このため、本手術の内視鏡手術のなかでの適正な適応、安全に行うための手技、また悪性疾患では根治性の確保が早急に解決すべき問題で、本研究会が果たす役割は極めて大きいと認識しています。
第4回単孔式内視鏡手術研究会  第1回から各当番世話人のタイムリーな卓越した企画で、それぞれが実りある素晴らしい研究会として運営されてきました。今回で第4回の開催となり、地に足が着いた安定成長期の会へと移行しつつあります。
 本会では原点に立ち返り、TANKOの内視鏡手術における位置付けや、将来進むべき道をしっかりと見極める@ヌい機会を提供することをテーマとしました。第1、2会場では、主に各領域別にビデオワークショップ形式を中心に有用な機器、安全性と根治性を維持するために必要な手技の工夫、さらに最近注目されているReduced port surgeryやNeedlescopic surgeryなどといかに融合していくかなど、実戦的な内容を中心に十分に討論していただきたいと思います。
 第3会場では、ワークショップでは討論できない各領域での問題点を口演として活発に討 論することを御願いしたいと考えています。
第4回単孔式内視鏡手術研究会  今年は不幸にも東日本大震災とその後の津波、原子力災害と、日本にとって未曾有の大災難の年となってしまいました。復興への道筋も今だ不明確で、今後、引き続き先の長い支援が必要です。この困難な時期に、本研究会に貴重な時間を割いて参加される先生方や関連の方々が、多くの有用な情報を共有し、明日からの単孔式内視鏡手術の安全性の向上に役立つ、実りある研究会となることを祈念します。。

第4回 単孔式内視鏡手術研究会当番世話人
(順天堂大学医学部附属浦安病院 外科)
福永 正氣

 

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■第3回単孔式内視鏡手術研究会 2011年2月19日(土)開催

世話人挨拶

第3回単孔式内視鏡手術研究会 近年、欧米において整容性の観点から単孔式内視鏡手術が注目され急速に普及しました。
  本邦においても昨年初頭より単孔式内視鏡手術用デバイスの供給が始まるとともにその手技を施行する施設数やその症例数も急速に増加しております。
  周知のごとく腹腔鏡手術の侵襲度は腹壁の手術創の大きさと数に比例しており本術式のように単一の手術創で行う手術は癒着も少なく、整容性だけの問題ではなく高齢化社会における重複癌に対して標準の術式で対処できるなど大きな潜在的ポテンシャルを含む術式であると考えられます。
  しかし本術式は現時点では一方向よりの手術となるため操作性が低下することは確実でありこれを補うテクニックや器具の開発は今後の発展に不可欠なものと考えられます。
  本研究会はTANKOの現状と将来展望という主題のもと、単孔式内視鏡手術の導入、日本大学医学部消化器外科 山形基夫実際の手術手技における現状と問題点を討論により明らかにするとともに、今後どのような機械や手技の開発が必要か、各メーカーの開発コンセプトや開発中の技術に加え、ロボット手術の可能性などの解説を予定しております。
  また現在、単孔子式内視鏡手術より発展したTrocar reducing surgeryという概念が普及しつつあります。これは単孔式内視鏡手術にNeedle scopic surgery などの併用による操作性の向上を目的としており今後注目される分野であると考えます。これについても各エキスパートの演者によるセッションを予定しております。
  第一会場では指定演者(一部公募)による通常の学会のレクチャー形式とは異なるディベート形式のセッションやアナライザーを用いた参加者の意見をリアルタイムに会議に取り入れる形式の全員参加型討論を予定しており先生方の単孔式内視鏡手術に対して明日の診療に役立つような意見の集約を行いたいと思っております。
第3回単孔式内視鏡手術研究会  第2会場では基礎的検討から最新の臨床経験など幅広くご発表いただき活発に討論をいていただければと思っております。
  また、婦人科、泌尿器科で行われている単孔式内視鏡手術についても専門のセッションを設け、外科をはじめとする先生にも他領域で何が行われているのか御理解いただけるような時間を設けたいと考えております。加えてポスターによる発表も予定しております。
  本研究会での討論や講演が今後の単孔式内視鏡手術を行われる先生方の参考となり、また将来の臨床研究のお役にたてれば幸いに存じます。我々も参加して楽しい研究会を目指し日々準備しておりますので奮ってご参加ただきたいと思っております。

日本大学医学部消化器外科 山形基夫

 

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■第2回単孔式内視鏡手術研究会 2010年8月28日開催

世話人挨拶

単孔式内視鏡手術の技術や機器は日進月歩であり、症例の蓄積も急速に進んでおります。多くの外科医がこの手技に注目し、手術機器が開発されていることは、単孔式内視鏡手術が魅力的な新手技であることの証でもあろうかと思います。しかしながら、単孔式手術に関して、臨床的メリットを疑問視する意見も少なくありません。また、手技的難度から、単孔式手術の導入を躊躇している施設も少なくないものと思います。このような背景から、第2回単孔式内視鏡手術研究会ではメインテーマを‘What we have learned so far.’とし、何が分かっているのか、解明すべき問題点や開発が期待される機器は何か、また単孔式内視鏡手術の経済的問題点などにつき現時点での意見をまとめたいと考えています。
この目的のため、研究会の第1会場では指定演者の方々に、単孔式手術の歴史やTerminology、単孔式手術の導入過程、各臓器における適応やテクニックにつき概説していただくことといたしました。テクニックについては、診療科横断的な議論を期待し「他科に学ぶTANKO」というセッションも設けました。「TANKO 経済学」では、それぞれ立場の異なる3人の方に分析をお願いいたしました。
一方、第2会場では一般演題で最新の臨床経験や新たな取り組みをご発表頂く企画といたしました。採用可能演題数に限りがありますが100題を越す登録があり、査読による演題採択といたしました。また会場内にスペースを設け、ポスター展示も企画いたしました。研究会でもあり、なるべく多くの方にご発表頂きたいと考えておりましたが、スペースの関係で、今回ご発表頂けない演題があることを、紙面を借りお詫び申し上げます。
本研究会が、多くの方の参考となり、単孔式内視鏡手術が患者にとってばかりでなく、内視鏡外科医にとってもよい手術と発展していくことを祈念しております。

杏林大学医学部外科<消化器・一般> 森 俊幸

 

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■第1回単孔式内視鏡手術研究会 2010年2月20日開催

世話人挨拶

単孔式の内視鏡外科手術は、最近本邦で施行例が急速に増加してきました。一つの小さな手術創、とくに臍部の創からの場合は、直ちに手術部瘢痕がなくなる何ともマジックのような大変魅力的な新手術であります。当然大いに注目され、胆嚢や虫垂切除にとどまらず多様な手術に応用が進められています。進化は森羅万象の摂理だとすれば、内視鏡手術が導入されて以来20年ぶりの外科における進化現象なのでしょうか。
一方、問題点や課題も尽きないように思われます。何しろ小さな創から一切の内視鏡手術器具を使う窮屈な手術であり従来式内視鏡手術より難しい手術といわざるを得ません。アプローチ法、鉗子、映像、手技などに改善すべき点が多々あると考えられます。そして、適応疾患にもとよりどのような患者に行うべきなのか、整容性以外の利点は何か、今や標準化しアウトカムを既に知っている従来型内視鏡手術とのすみ分けをどこにおくのか、安全性は担保されるのか、あるいは医療経済性など今後検証すべき多くの問題が容易に脳裏に浮かびます。

このような背景のもと、単孔式内視鏡手術研究会が岡島正純、森俊幸の両先生が代表世話人となり設立されました。そして、この度第1回の本研究会を私が当番世話人を仰せつかった次第です。誠に名誉あることで是非実りある研究会にしたいのですが、何しろ初回であります。参加者、演題数など規模は予断を許さず手探り状態で準備を進めて参りました。会の運営に不行き届きやご無礼が多数あるかと存じますが、ご容赦いただきご支援とご厚情により成功裏に終えることを念願しております。
本会の会告は十分ではありませんでしたが、131題の演題を応諾しました。基本的には全員参加型としてすべて受ける予定でしたが、会場の関係などで他に13題をお断りせざるを得ませんでした。1日だけの会のため発表討論時間が短くなります。一般演題を発表3分、討論2分、セッション最後にコメンテーターの総括2分、企画演題を発表4分、討論2分、コメンテーターの総括3分、と時間設定しました。演者、座長、そしてコメンテーターの先生方には時間厳守を、またフロアからの質問は要領を得たコンパクトなものにしていただきたく存じます。皆様のご協力をお願い申し上げます。

徳村弘実(労働者健康福祉機構 東北労災病院外科)

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